学校給食のこと。

『粗食のすすめ』でおなじみ 幕内秀夫さんが主宰する、

「学校給食と子どもの健康を考える会」の交流会へ行ってきました。

 

「じょうぶな子どもをつくる基本食」と題した講演会を全国でされている幕内さんですが、

今日は「考える会」の会員向けに、一歩踏み込んだ内容、昨今の給食情勢などお話しいただきました。

 

昨年、小1になった長女の給食試食会に参加。その内容にちょっとしたショックを受けたのを機に、

入会。今日が初めての参加でした。幕内氏の給食にまつわる著書を読んでいたので

どのお話もたいへん興味深く、聞き入ってきました。質疑応答の時間にお話しさせてもらいましたが、

堺の給食は残念ながらAからEランクに分けると最低ランクのEだと、断言されました。

 

 

・・・・・・このままではいけない。

 

以下、交流会での話題の覚書。

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・16年前からはじめたこの運動。当時、完全米飯を実施する学校はすでに900校あり、

突拍子もない話、ではなく、実現可能だと確信し、始めた。(現在は2,100校超)

 

・全国で講演会を続けている。この話を聞いた保護者は全体の0.01%にも満たないだろうが、

それを少しでも増やす。種を撒きつづけることに意味があると思い、続けている。

 

・一日あたり250~350円が平均的な学校給食。その中で何ができるか。

「完全米飯給食」という堅い表現をあえて使っているが、この言葉もかなり浸透してきている。

 

新潟 三条市(平成20年から完全米飯給食を実施している)で試験的に学校給食で牛乳中止

和食の文化遺産登録を受けて、京都市が和食中心の給食を検討

→このふたつの動きには幕内氏も関わっているが、本当にビッグニュース。

今年は変化が加速するチャンスの年かもしれない。

 

・いい給食にしたいとの思いで動く団体はいくつもあるが、ここの会は「完全米飯給食」の

一点にこだわる。「完全米飯」の話を100人にすれば70人にはわかってもらえるという手ごたえあり。

ここに、牛乳の話や食器の話、無農薬にしたい、玄米にしたいなどの話が加わると賛同者はぐっと減るし、

結局のところ話が難しくなるだけで何も変わらない ということに。米飯給食にすることで、

 脂肪が少ない献立になる

 ご飯は無添加

 ポストハーベストの心配がない

 国産の農産物が主となる

 食糧自給率が上がる

 日本の食文化を守る

 日本の農業を守る

 洗剤の使用量が少ない

といったメリットは結果的についてくる。

 

・地産地消・食育ということばはどこでも(安易に)使っている。給食を語るには『献立表』をみること。

 

・蒸し暑い国 日本で1000年以上前から続く和食。食中毒対策の観点からも、和食は理にかなっている。

(堺のO157事件と絡めての話)

 

・建設的でない『反対』の仕方をすると、市長(給食の意思決定をする上層部という意味)も耳をふさいでしまう。

講演会でよく「何から始めればいいですか」と質問を受けるが、ヘタに反対の声をあげたり、政治絡みの活動をするより、

講演会を聞く人の数を地道に増やすのが周囲との関係も悪くならず賢明だろう。市長や教育長、議員など、

聞いて欲しい相手に講演会の案内を届ける。

 

・島根県はたった2回の講演会開催で、どんどん変化してきている。(憶測だが)町のスーパーの

魚売り場に、一本物の魚が多く売られている=家庭で出刃包丁を使って調理している=食文化が残っている。

こういうこととも関係あるのではないか。都会は変わりにくい。

 

・保護者以外にも、「医」(医療従事者)「食」(栄養士など)「政」(政治家)「農」(農業従事者、米屋など)「教」(教育者)がまんべんなく

運動に関わっていくのが望ましいかたち。

 

・完全米飯にすることでパン屋の心配をされるが、経営的に学校給食にすべてをゆだねているパン屋はほぼないことを

調査し確認している(長期休暇もある学校給食だけにゆだねる訳にいかない)